KI-CHI's LIFE

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【バブル!?】株価はどうして下げるのか?①【基本を学びましょう】

こんにちわ! キーチです!

投資歴15年です!

 

結構日米では「バブル崩壊!」やばいって話がいっぱい来ているようですね。

 

さて、コロナウイルス感染症から順調な回復が期待されるなかで、コロナウイルス感染症によって急落した株式市場が2021年に入ってから急速な回復を続けて来ました。

 

今回の株式の急落は果たして「バブルの崩壊」と言えるのでしょうか?

 

 まずこれから投資を始めてみようとされる方もいるでしょう。私はすでに投資歴が15年近くになっており現在は米国株と米国社債を中心に投資しています。

日本株にしか投資しないよ!」

という方も米国という大国が風邪をひけば日本が病気になります。

米国の1-2%の下げに対して日本は4-5%の下げを見せており、米国の金融の勉強をすることは決して無駄にはならないと思います。

 

「バブル」とは何か?

バブルに明確な定義はないと理解しています。あえて言うならば「株価や不動産などの価格が、本来の実態と乖離して上昇すること」と考えます。

こういったものの価格は「より高く買う人」「買いたい人がたくさんいる」とった状態で初めて実現されるのでバブルを作っているのは”人間の欲望”とも言えるかもしれません。おそらくAIにまかせておけばバブルは少なくとも形成しにくいでしょう。

人間の気持ちが過熱して少ないパイをとりあえば、その時点での適切な価値をずれて株価は上昇します。

では今回注目されている長期金利とは何か?

今回の株価下落は、FRBパウエル議長の以下の発言から始まったのではないかと「責任のなすりつけ」をする報道が多いです。

パウエル氏は下院金融サービス委での公聴会に臨んだ際、FRBは政策目標を修正して「インフレ率が2%を緩やかに上回る状態が見通せるまで、ゼロ金利政策を解除しない」と表明しました。これはパウエル氏は目標達成が2024年以降になる可能性を示唆し、利上げ開始まで相当の時間をかける考えを表明したことになります。

パウエル氏は米国という世界最大の金融市場に場合によっては大統領よりも影響の大きい、FRBの議長ですから、仕方ない面もあります。

では利上げをしないことと長期金利はどう関係してくるのでしょう。

①利上げをしない:利上げとは、ここでは米国ドルの金利を上げることです。米国ドルの金利を上げると何かが起きるかというと当たり前ですが米国ドルの価値があがります。

わかりやすく言うと今例えば米国ドルを金利0%で持っていたとすると1年たっても1ドルは1ドルです。しかしこの金利が年10%に上がれば1年経つとドルは1.1ドルになるということです。つまりドルの価値が年々上がって(複利を考えればもっと)いくということになります。

こうすると、ドルという貨幣を持つことが最も安全で効率的な資産運用ということになりかねません。そうすれば誰も株のようなリスク資産を買わず、現金を持ち続けますよね?

これにより貨幣の価値が上がっていき、相対的に物品の価値が低下します。これを「デフレ」といいます。

デフレの何が悪いかは別稿に書くとして、世界的に経済拡大に理想的なのは「2%のインフレ」とされています。貨幣の価値が急落するハイパーインフレになっては経済は混乱しますが2%程度だと適度に株式などにも資金が流れ理想的な経済拡大になるというこでしょう。

長くなりましたが、ここでまず「利上げ」をしないという選択肢がどのようなことを起こすかが、まずわかったと思います。

つまり

利上げをしない→あと数年は米国ドルの価値を低く抑え続けたい

ということです。

では米国ドルの価値を低く抑え続けようと表明する(インフレ2%をさらに強力に追い求めていく)とどのようなことが起きるのでしょう。

 

長くなりましたので、続きます!

 

キーチでした!