皆さんこんばんわ!
キーチです。
私の血縁に某国立医大内科系准教授がいるので、最近気になっているこの話題について聞いてみました。
「コロナワクチンって打つの?」
きっと悩ましいんだろうなあと思ってたんですが、即答でした。
「打つよ。でも」
でも?
「打つ会社を選べればいいのに」
と言われました。
これを聞いて、自分も接種する時に悩まなくて済むようにワクチンの内容を調べてまとめてみました。
これは決して医療の専門家の意見でないと前置きします。
日本はまさに本日「特例承認」によってファイザー社のCOVID19ワクチンを承認しました。
日本では今のところ16歳以上の国民には優先順位をつけた上で、ワクチンの接種を促すとしています。
下記は中日新聞のサイトからの引用です。
日本でも接種希望者は7割近くに上っているそうです。
打ちたくない2-3割の人の理由は様々でしょうが、その多くは二つに大別されそうです。
①副反応が怖いから
②必要ないから
費用については国が全て負担することになっているので上記二つが主な理由になるでしょう。
また打ちたくない人の中には正直「よくわからないから様子をみたい」というのが正直なところの方もいるでしょう。こういう方は知識を補強することでもしかしたら打つ気になる方もいらっしゃるかもしれません。
上記二つについて語る前にまず今後日本で先行して接種される予定の確保されている3つのワクチンについておさらいしておきましょう。
その3つとは
A.ファイザー(&ビオンテック)
B.モデルナ
C.アストラゼネカ
です。
この三つはもちろん優秀なワクチンであることは変わりません。
このCOVID禍を打破しようと世界有数の製薬会社が開発したワクチンでありますので決してその優劣をここで示したいという訳ではありません。
准教授の彼も打ちたいワクチンを言ってはいましたが、ここではそれは伏せたいと思います。是非以降の情報を踏まえてみなさんで考えてみてください。
今のところワクチンの種類は選べないと思いますので、、
種類ということでは
ファイザーとモデルナはmRNA製
となっています。
L.A. Jackson, et al. N Engl J Med. 2020
Edward E. Walsh et al, medRxiv preprint. 2020
Pedro M Folegatti et al, Lancet. 2020
Feng-Cai Zhu et al, Lancet. 2020
この二つの詳しい内容はとても一記事には書ききれませんのでご自身で調べてください。ちなみにロシアで先行接種されまくってるスプートニクVもウイルスベクターです。
この二つは今までワクチンとして制作され世に出されたものはほとんどなく、どちらにしても人類が多人数で初めて経験することになるであろうワクチンになることは間違いないと思われます。
これはダイレクトに
安全性への不安
につながっていると思われます。
逆に有効性という意味ではどうでしょうか。
ファイザーのワクチンの有効性について紹介した記事が下記になります。
ファイザー社のワクチンの効果は概ね90-95%と報告されています。
ここで注意しなければならないのは有効性が90%というのは
10%の人がかかってしまう
という意味ではなく、偽薬を打たれた人よりも90%減の発症率だったということです。
つまり10000人の人が偽薬グループで100人が発症したとすると10000人のワクチンを打たれたグループでは10人しか発症しなかったことを示します。
人間で行う臨床試験ではウイルスを植え付けるわけにはいかず、このような調べ方になるということです。
同様にモデルナは94.1%、アストラゼネカは70%と報告されています。
また最近話題のイギリス株や南アフリカ株のような変異株にはこれらのワクチンの効果は低下すると言われています。
南アフリカではアストラゼネカのワクチンが変異株にほぼ効果がないと判断され、接種が一旦中止となったという報告も入ってきました。
製造方法の違いなのか不明ですが、有効性には違いがありそうです。
では副作用についてはどうでしょうか?
現在報告されている副作用には概ね発熱、頭痛、倦怠感などの今までのワクチンとほぼ同じものばかりです。
体に異物をいれる以上副作用が全くないワクチンはありませんが、やはり気になるのは仕事が出来ないほどなのか?などサラリーマンの方は気になるでしょう。
報告では2週間ほどベッドから起き上がれないほどの倦怠感を味わっている人もいるようで、重要なイベントの前に打つべきかは悩みます。ただ、重要なイベントが密になる場所に行くようなものなら打ちたいところもあるでしょう。
副作用に関しては
1.接種後の局所部位反応の発現頻度が高い。
2.重篤でない全身性の有害事象(倦怠感、不快感、筋肉痛、頭痛等)が高頻度(数十%以上)で発現。
3.小児・妊婦・高齢者のデータが少なく、不明な点が多い。
という報告が多いです。
重篤なアナフィラキシーショックの報告もありますが、ほとんどはもともと各種アレルギーを多く持つ方だったそうで、そういう方は率先して打つかは医師と相談した方がよさそうです。
幸いワクチンが直接的な理由で亡くなった方の明確な報告はありませんが、今後こちらの情報を注視していく必要があるでしょう。毎年打つインフルエンザでも重篤なアレルギー反応は250万人に一人、ギランバレー症候群と言われる神経系の症状も100万人に一人報告されていると言われており、この辺りのパーセンテージの副作用は許容するべきかもしれません。
問題なのは3つとも
驚異的は速さで作られた新規の手法のワクチンである
ということです。
治験といわれる人間に対する臨床使用が始まってから1年余りのため少なくとも1-2年の早期のとんでもない副作用の報告はありませんが、本来5-10年の期間をかけて作るワクチンですのでもっと時間がかかった時に安全であるかどうかは誰にもわかりません。
では、それを踏まえた上であらためでCOVID19を正式に評価し正しく恐れる上で、この安全性と有効性の情報を踏まえて、
ワクチンを接種すべきか
ということについて後半で検討していきたいと思います。
引き続きよろしくお願い致します!