どーもキーチです!
前稿で、
FRBがここ数年はインフレをさらに加速させる予定である。
ということを書きました。
そしてそれにあわせてここ数日株価が急落しています。
これについて引き続き解説していきたいと思います。
①金利を上昇させないということは金融緩和が続くということ
貨幣の価値を棄損する方法はいくつもあるが、少なくともFRBが「ドルがまだ価値が高すぎる水準だ」と判断していることが重要となります。
つまりここ数年はインフレのために米国ドルの価値が棄損され続けることになります。
米国ドルの価値が棄損され続けると富裕層より庶民の方が困る。
富裕層は貨幣以外の資産を大量の保有していますから
富裕層はさして困りません。ただ、今はグローバル経済で輸入するものも多いですから、貨幣以外の資産を持っていない庶民は貨幣の価値が下がると困ります。
経済が壊れると富裕層から庶民までみんな困りまりますから、インフレを緩和を続けなければいけませんが、インフレを続けると庶民の生活が成り立たなくなります。
なので仕方なくバイデン大統領は莫大な経済対策をしなければならなくなります。
しかし、米国はすでに200兆!!というとんでもない規模で経済出動をしていますので、
FRBが緩和を続ける→バイデンが経済対策続けるってことかい!!
となります。
そうすると、さすがに米国政府が心配になります。
つまり国の信用が低下することになるわけなので、米国が出している本来信頼が非常にある債権、
特に価値の評価基準になる10年債が大量に売られることになった
わけです。
大量に売られると、その価値を上げるために自動的に
10年債の長期金利が上昇
します。
価値が心配になっても一つ一つの会社がつぶれたら紙屑になる株に比べて、さすがに米国がデフォルトする可能性の方が低いので
株より常に債券が安全とみられている
という前提を記憶してください。
10年債の長期金利が、株の総合指数でありS&P500の概ね平均の金利である年1.5%を上回り1.6%程度に一時的になったため
より安全な資産である債券に資金が大量に流入した→株価が利確などの売りと相まって急落した
というのが今回の急落の背景なのかと予想します。
なのでパウエル氏の発言は引き金に過ぎず、本来の米国の状態を表した資金の動きと言えるでしょう。
ちなみに今現在長期金利は1.4%程度まで低下しました。
経済に詳しい人からすると当たり前なのかもしれませんが、詳しくない我々からすると「風が吹けば、、、」みたいな感じですよね
よって、今までの考察で以下のことが言えそうです。
①FRBは引き続き金融緩和を行う
②上記により米国の貨幣価値は引き続き低下する
③何らかの資産に資金が流入し続ける
④バブルかどうかの評価をする方法はない
⑤自分が資金を投入する資産が現在じゃぶじゃぶに余ったマネーが今後流入しやすい状態にあるかを評価するしかない
⑥完璧な予想は無理なので中ー長期的なマネーの引き上げがないか予想するにとどめる
ということでしょうか?
今回の急落が今後の大きい急落になる可能性は現時点では低いという見方だ大勢かと思います。
ただ、不明な点も多いので投資は自己判断で!
キーチでした!